国際エネルギー機関・太陽光発電システム研究協力プログラム(IEA PVPS)について
国際エネルギー機関・太陽光発電システム研究協力プログラム(IEA PVPS)のミッションは、「国際協力を推進して持続可能なエネルギー・システムへの転換における礎石としての太陽光発電の役割を促進すること」です。
IEA PVPSは、信頼性の高い太陽光発電システムの応用に関連する以下の目標を通じてその使命を達成することを目指し、エネルギー・システムの持続可能性に貢献するとともに、二酸化炭素排出削減に大きく貢献します。
IEA PVPSは、国際エネルギー機関(IEA)の枠組みにおける技術協力プログラム(TCP)の一つで、1993年の設立以来、PVPSの加盟国・機関は太陽エネルギーの光電変換の応用に関するさまざまな共同プロジェクトを実施してきました。
IEA PVPSには、以下の29の国・機関が加盟しています。
加盟国:オーストラリア、オーストリア、ベルギー、カナダ、中国、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、イスラエル、イタリア、日本、韓国、マレーシア、モロッコ、オランダ、ノルウェー、ポルトガル、南アフリカ、スペイン、スウェーデン、スイス、タイ、トルコ、米国
加盟機関:欧州連合(EU)、Enercity SA、シンガポール太陽エネルギー研究所(SERIS)、及びSolarPowerEurope
IEA PVPSの組織について
IEA PVPS技術協力プログラム(IEA PVPS TCP)は、太陽エネルギーの光電変換の応用に関する共同プロジェクトを実施しています。現在、IEA PVPSには、8つの「タスク(Task)」と呼ばれる研究プロジェクトがあります。IEA PVPS加盟国・機関は、参加したいタスクを選択し、それぞれの専門家グループに専門家を派遣します。全ての加盟国・機関は、タスク1「太陽光発電に関する戦略的分析と普及」への参加が義務付けられています。各タスクでは、タスク参加国の中から2人の専門家がタスクマネージャーに指名されます。各タスクは、作業量が数百人月に及ぶ複数年の作業計画を実行し、報告書、書籍、データベース、オンラインツール、イベントなどのさまざまな成果を生み出します。
IEA PVPS TCPは、共同研究開発プロジェクトの活動を年次報告書「Annual Report」で報告しています。Annual Reportは、さまざまな加盟国・機関における太陽光発電の現状の概要も提供しています。
IEA PVPS TCPおよびその各タスクの業務、組織や運営は、各加盟国・機関の代表者によって構成されるIEA PVPS執行委員会(ExCo)によって統轄されています。
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事務局
オーストラリア太陽光発電研究所(APVI)が、IEA PVPSの公式事務局を請け負っています(財務・会計管理業務を含む)。
IEA PVPS事務局所在地(APVI内)
9/245 Chalmers St., Redfern, NSW 2016, Australia
連絡先
IEA PVPSに関する詳細情報は、事務局長または議長にご連絡ください。